4時間で組み立て完了「発電できる仮設住宅」をIKEAが開発

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軽くて強いユニットハウス

安価でデザインが良いことでお馴染み、スウェーデンの家具メーカー「IKEA」が仮設住宅「Better Shelter」を発表しました。
軽量鉄骨と耐久性に優れたパネルで構成されたこのユニットハウス。広さは17.5平米。

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完成まで約4〜8時間

組み立ては簡単。
骨組みを組み立て→屋根とソーラーパネルを設置→壁、窓、ドアを設置。
約4〜8時間で完成できるようです。

ユニット構造なので、増設やメンテナンス性にも期待できます。
屋根に設置できるソーラーパネルもセットになっていて、室内の照明やUSBコンセントに電力を供給できるようになっています。

Better Shelter

Photographer: Erik Hagman

「素材」としての可能性

これはシリアで続く内戦により住居を失った難民のために、IKEAとUNHCRが共同で開発を進めたものなのだそうですが……なんだか可能性を感じませんか?

もう2年以上前になりますが、このブログで紹介させていただいた「IKEA Hackers」というサイト。
安く入手できるIKEAの家具を、あくまで「素材」と捉えた人たちが、自分の好きなように自由にカスタマイズしたものを発表するというとても楽しいサイトなのですが、この「Better Shelter」が量産されて発売になったら?これはもう大変面白いことになってしまうのではないでしょうか。

これでお店をやったり、セルフビルドで家を建てる間の住まいにしたり…。
本来の意図から外れたところで面白い用途が生まれそうです。

http://www.bettershelter.org
http://www.unhcr.or.jp/html/2015/03/pr-150327-ikea.html