今年の夏、「使っていない古民家をどなたかに譲りたい」というメッセージを受け取りまして。実際に物件を拝見させていただきました。
このブログでご紹介したところたくさんのお問い合わせがありました。現在は実際に物件をご覧になった方々と譲渡についての交渉を進めているところだそうです。うまくまとまるといいなぁと思っています。
同じ額なら古民家?新築?
さて、この物件は築100年の古民家なのですが、価格は50万円です。二階建ての家としては破格です。
これを購入した場合、ダメージのある内外装や水回りを快適に使うためにリフォームをするわけですが、例えばリフォームに950万円かけるとしたら、同じ1,000万円で新築の家を建てるのとどう違うのでしょうか?
ひとつ前のエントリーで、佐賀県多久市の古民家をご紹介しましたが、予想を超える反響の大きさに戸惑い、驚き、狼狽えている一方、空き家が有効活用されようとしていることに喜びを感じております。
さて、佐賀県の物件が続きますがたまたまです。
前回の典型的な田舎暮らし向け物件とは少し趣を変えて、今回は街ナカのリノベーション向けな物件をご紹介します。
国道から県道に入って50mほどの場所にある、見ての通り店舗付き住居です。仏壇屋さんの倉庫というか、別館的な建物だったようです。
先日、自宅からそれぞれ一時間ほどの距離にあるA町とB村の役場へ行き、空き家バンク担当の方とお話させていただきました。この2つの自治体の対応がとても対称的で面白かったので日記的にメモしておくことにします。
まずはA町へ
ホームページ上にも空き家物件の情報を公開しているA町の担当の方(40代半ばくらい)の対応はとてもシステマティックというか、いかにも役所の方というか。
「ネットに載っていたあの物件の詳細を知りたい」と申し出たのですが、「利用登録を済ませないと、情報をお見せすることはできません」と。その場で利用登録の書類に記入したんですけどね。「今日はここまで」な感じでした。
うーん。こうして文章にしてみると、なんだか冷たくて嫌な人だと誤解を受けそうですが、別に嫌な人だったわけではなく、あくまで淡々と職務をこなす真面目な人という印象でした。
※4月12日追記:実際、すぐに郵送で物件写真などが届きました。
一方、B村では…
一方、ホームページでの情報公開は行っていないB村。
担当の方(30歳前後)は、パソコンで物件の写真を見せてくれたりと、とてもフランクに情報を開示してくれました。