都会での暮らしを終え、生まれ育ったふるさとへ帰り田舎暮らしを始めるという方はともかく、縁もゆかりもない田舎で新しい生活を始めるというのはなかなか障害が多いものです。
気に入った物件を見つけて購入したものの「こんなはずじゃなかった」という事態に遭遇した場合、また新しく別の場所で仕切り直しというわけにも簡単には行きません。
そこで賃貸物件での田舎暮らしをおすすめします。
まずは空き家を借りてその土地で生活し、購入する物件を探すのもいいですし、借りた家が気に入ればそのまま購入するということができる物件も数多くあります。
大分県杵築市の古民家・月額5,000円
大分県杵築市、山間の農村に建つ築135年の古民家。家賃は5千円で、購入することもできます(200万円)。
雨漏りする部分があるため、住むには補修が必要です。
物件詳細・お問い合わせ:大分県杵築市移住定住ポータルサイト
鳥取県日野町の古民家・月額10,000円以下
大きく立派な梁の通った古民家でありながらトイレは水洗という快適仕様。
入居には屋内全域と一部壁の大がかりなリノベーションが必要ですが、町外からの入居者が修繕を行う場合は、費用の一部を補助金で賄うことができます。
物件詳細・お問い合わせ:鳥取県日野町 空き家バンク 物件番号41
岡山県高梁市の古民家・月額10,000円
192坪の広大な敷地に建つ、立派なカンヅメ屋根が特徴的な古民家です。
空き家状態になってから約10年が経過していますが、きちんと定期的に管理されているので状態は良さそうです。
家賃は一万円で、購入の場合の価格は応相談。
物件詳細・お問い合わせ:岡山県高梁市 空き家バンク 物件番号314
京都府北部、綾部市のカンヅメ屋根が立派な古民家をご紹介します。
価格は50万円。
平成27年2月まで入居されていたようですが、住むにあたっては修繕が必要とのこと。
この物件の所在地である京都府綾部市於与岐町(およぎちょう)とはどのような場所かといいますと、
於与岐町は弥仙山(ミセンサン)のふもと、八幡宮の鎮守をうけ、大又、中川原、下村、見内の4集落(自治会)からなる過疎の村です。全戸90戸足らずの小さな村ですが、NPO法人「於与岐みせん」を立ち上げ、その主事業として「公共交通空白地(旧名過疎地)有償運送」による自主運行バスを走らせています。
(NPO法人於与岐みせんホームページより)
過疎地域ながらも、地域をよりよいものにするために色々と模索されているようですね。
ホームページも〝作りっぱなし〟なのではなくちゃんと更新されていることからもそれが伝わってきます。