岩手県一関市・古民家・100万円

一関市千厩町奥玉に位置するこの物件は、1,897㎡超の広大な敷地と古民家付きで100万円という、格安田舎暮らしを検討中の方には注目の一軒です。最寄り駅はJR大船渡線「千厩駅」で、徒歩約37分。駅からの距離はありますが、周囲は静かな山間地域で、高台に位置するため日当たりや風通しの良さが期待できます。都市計画区域外であることから、用途の自由度が高く、週末のセカンド拠点やクリエイティブな活動スペースとしても展開可能です。

建物は築年数不詳ですが、古民家特有の重厚な佇まいが残る居宅、畜舎、未登記建物が敷地内に点在しています。母屋は一部傾きや床の破損が見られる状態で、即入居というよりは、リノベーション前提の購入が前提となるでしょう。反面、もともとの梁や柱の太さから、建材としての価値や再生のしがいもある構造です。残置物や解体にかかる費用は買主負担となりますが、DIY志向の方には好条件といえるかもしれません。

内装については、詳細な写真が未公開であり、状態の確認には現地訪問が必須です。水回りについても同様で、水源は井戸水を使用していますが、水質検査等の調査は行われていないため、生活用水としての利用を検討する場合は検査・整備が必要です。トイレは汲み取り式、給湯設備の有無も不明。生活インフラの整備には一定の費用と手間がかかることを前提に、田舎でのセルフリノベーションに意欲のある方におすすめです。

敷地の魅力はなんといってもその広さです。**1,897㎡（約574坪）**という広さは、家庭菜園や果樹園はもちろん、グランピングや民泊、クラフト工房、アトリエなど多用途に展開可能。畜舎跡や未登記建物も、手を加えれば収納・作業場・スタジオなどに転用できるポテンシャルがあります。敷地は南側に2m幅の公道に接しており、車での出入りにも支障はありません（大型車は難あり）。

このような古民家物件には、構造の歪みやインフラ未整備といったデメリットがつきものですが、それ以上に「自分の手で暮らしをつくる」楽しみや、「何にでも化ける」自由度があります。特に、土地付き古民家で100万円という価格設定は全国的にも稀少で、初期投資を抑えながら、自分らしい田舎暮らしや事業拠点を築きたい方に最適です。

物件の魅力まとめ