田舎で家を買う場合の3つのチェックポイント

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このブログをご覧の方の大半は、自然溢れる田舎暮らしに憧れている、もしくは実現に向けて動かれていることと思います。

静かで自然豊か、のんびりとしたスローライフが可能な田舎暮らし。メリットを挙げればキリがないほどですが、気になるのは「田舎で一戸建て物件を購入する場合のデメリット」。
過疎化が進む地域では住宅の価格も安いですが、一度購入すると簡単に売却することはできません。

そんな田舎で一戸建て物件を購入する際の簡単なチェックポイントをご紹介します。

1.なるべく安くていい物件を探す

田舎の場合、都会よりも重要になってくるのが住宅コストの手軽さです。
なぜなら資産価値が見込めない場合が多くあるからです。いざという時に売却しにくい田舎での住宅購入は、住宅ローン返済額が家賃並み、もしくは家賃より低いことが絶対条件です。
この住宅費用が家賃並みかどうかを調べるには、実際に住む年月でコストがどの程度かかるか確認してみる必要があります。不動産売買にかかるコスト、また不動産保有時にかかるコスト(税金やリフォーム費用を含めて)を、住むはずの年月で割るだけで大よその家賃シミュレーションができます
一般的な家賃相場より高い、または支払いが困難…と思われる場合には、田舎で住宅購入する意味を見つめ直したほうがよいかもしれません。

2.いざという時にライフラインを確保できるか

電気、ガス、水道、食料。
それらを供給できるライフラインが万が一途絶えてしまった時に、田舎ならではの豊富な自然を利用できるかどうかも、住宅購入に欠かせない視点といえます。
過疎化が進むと必要最低限のライフラインを確保すること、改修することがむずかしくなる場合があります。太陽光や風力発電は必要か、まきストーブやまき風呂・まきカマドなどは必要か、地下水や河川の利用は可能か、バスや車以外で交通手段を確保できるか、道路の整備状況は良好か、必要最低限の食糧を確保できる畑は用意できるか、また維持管理できるかなど、長いスパンで住環境を考え、必要な設備をそろえたり見直したりする必要があります。

3.自治体の助成金、補助金を活用する

過疎化が進んでいる地域では、住み替えを行う方に助成金を用意してくれる自治体があります。自治体によって内容はまちまちですが、例えば下記のようなものがあります。

  • 対象地域に新築すること、もしくは住宅購入を条件に助成金を出してくれる
  • 中古物件のリフォーム費用を出してくれる
  • 引っ越し費用の援助や空き家を貸してくれる
  • 移住助成金を出してくれる(年齢制限あり)

地方自治体に直接電話などで確認するか、広報のホームページなどで内容を確認しておきましょう。田舎での住宅購入は、つい夢ばかりが膨らんでしまいがちですが、頭で考えることと実際に住むことには大きな差があります。自分の暮らしを見直してみると同時に、当たり前にあるものの大切さを考えてみながら、謙虚な目線で田舎暮らしを考えてみることが大切です。

関連エントリー:自治体からの助成金で空き家のセルフリノベーションができる

考え方によっては、check2の「ライフラインの確保」については田舎の方が有利のような気もします。
2011年の計画停電では、埼玉のマンションに住んでいる友人が数時間とはいえかなり不便な思いをしたそうです。
都会では薪の確保も、それを燃やすことも難しいですもんね。
そういえば「北の国から」で麓郷に大雪が降った際、沢から水を引き風力発電をしていた黒板家だけは影響を受けず普段通りの生活をしていましたね。

関連ページ:田舎物件の探し方
引用元: 田舎の住宅購入を考える | 住まい・インテリア | マイナビニュース.