「田舎には仕事がない」は本当か?

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私は現在、東京でフリーランスのライターをやっています。
文章を書く仕事ですから、当然田舎でもネット環境さえあれば続けられます。

とは言え、ライティングの仕事では打ち合わせや会議が頻繁に行われます。
ジャンルにもよるとは思いますが、一口にライターと言っても、私のジャンルではかなり頻繁な打ち合わせが必要です。
よって私が田舎に移住した場合、現在と同じような仕事量が得られる可能性はかなり低くなります。
もしかしたら、まったく仕事がなくなってしまう可能性だってあるのです。
そんな場合に備えて、田舎での仕事について考えてみたいと思います。

「田舎には仕事がない」は都会人の思い込み?

「田舎に移住するのはいいけど、仕事はどうするの?」
田舎暮らしを目標としていることを公言すると、周囲の人からはよくそんなことを言われます。

しかし私は思うのです。「雇用が少ない」のであって、「仕事はいくらでもある」のではないかと。
そりゃ田舎には都会のような大企業は少ないし、給料だって安いでしょう。

でも、別に高給取りになる必要なんてないんです。
田舎では住居は安いし、頑張れば自分が食べる分くらいの野菜は作れます。
生活に必要な最低限のお金、そしてささやかな蓄えができるくらい稼ぐことができればいいんです。

高齢者だらけの集落では、若い人の手が必要とされているでしょう。
掃除や草むしり、買い物や地域の祭りの準備など、人手は足りていません。
これが「仕事」なのです。

都会にあって田舎にないもの/田舎にあって都会にないもの

スキー場やキャンプ場、農場、牧場などは田舎にしかありません。
シーズン中は人手が足りていないかもしれません。

東京には掃いて捨てるほど存在するライターも、地方都市では少ないはず。
プラスに考えて、うまくいけば細かい仕事がたくさんもらえるかも。

……というのは甘い考えなのでしょうか?