スポンサーリンク

DSCN0286

進路に悩む高校時代、友人との会話では「島根を出たいよね」というのが決まり文句だった。
田舎を飛び出して都会に住んでみたい、島根県以外ならどこでもいい、などと未知の世界への憧れを語り合った。

関西の大学に通っていたころは、島根出身と自己紹介するのが恥ずかしかった。島根出身者は周囲にはゼロ。
しかも、何度も「島根ってどこ?」と聞き返される。「なんで田舎に生まれたんだろう」と落ち込むことすらあった。

スポンサーリンク

その後、国内外の各地を旅した。故郷を客観的にとらえる目を養うことができた。
美しい自然の魅力はもちろん、年を重ねるとともに、時間の価値も意識し始めた。
例えば、通勤時間が短い、渋滞や行列が少ない。田舎暮らしは、都会より人生の時間の「お得感」があると思う

小さな地方都市で、子育てに奔走する主婦…。
高校時代の私が、今の私を見たら「こんな平凡な人生は嫌」と言っているに違いない。
でも、毎日、子どもと散歩をして、海に沈む夕日を眺め、採れたての野菜をいただく生活は、自然にも時間にも恵まれたぜいたくな環境だと気付いた。

今の自分に問い掛けるのは「どこに住んでいるか」でも「仕事は何か」でもない。
大切な一日を「どう生きるか」。
田舎でも平凡でも、充実した人生は送れるはずだ。

(江津市・カール)

私にも、都会に住んでいることがステータスとかブランド価値のように考えていた頃がありました。
このエッセイを書かれた方と同様、私も国内や海外の様々なところへ旅に出たことがきっかけで、自分の故郷という場所を客観的に見ることができるようになりました。
人生経験を積み重ねていくと、色々なものが見えてきますよね。
その上で、自分がどう生きるか、どこで生きていくかをじっくり考えていきましょう。

引用元: 山陰中央新報 – 女子ログ 平凡な田舎暮らし.

関連コンテンツ
カテゴリ『Press This』の記事

(c)copyright 2012〜2016 田舎の生活(を、夢見ている)allright reserved.